-映画『父親たちの星条旗』

[[『硫黄島からの手紙』の感想>ときどき日記/2007-05-07]]を書き留めたついでに、こっちも。
[[『硫黄島からの手紙』の感想>ときどき日記/2007-05-07]]を書き留めたついでに、こっちも。去年の12月の中旬に映画館で見たんだけどね。

これは、太平洋戦争における硫黄島での闘いをアメリカ側から描いたもの。

しょっぱなから、次々と兵士が登場。顔と名前がつながらない、どころか、顔の区別がつかないまま話が進んでいく。

それでも、途中からは、少なくとも主要な人物は何とか区別がつくようになり、話の展開から取り残されるようなこともなかったので、よく整理された展開だったのだと思う。

全体に抑えた色調。硫黄島に上陸後、顔の見えない日本兵に攻撃され、被害を受ける場面でも、真っ赤な血が飛び散るような派手な演出はない。ひとりひとりの兵士も、俳優さんとしては知らない人ばかり。ドキュメンタリー映像か、記録映画でも見ている気にさせられて、途中で少し気分が悪くなる。悪い意味じゃなくて、それだけ悲惨さがよく描かれていたように思う。

硫黄島の摺鉢山山頂に星条旗を打ち立てる有名な写真を撮られたことにより、「英雄」として称えれれることになった3人の兵士達。この有名な写真のこともろくに知らなかったので、現実とのギャップに苦しむ彼らを見ていても、「そうか、こういうことがあったのか」と記録映画のように見てしまった。

DVDでもう一度見直したい・・・とは思うんだけど、またあの戦闘シーンを見るのはつらい。

#comment_a

-[[カテゴリ/映画]]

トップ   編集 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS