-DVD『男たちの大和/YAMATO』

一昨年広島を旅行した時に、呉市にある海事歴史科学館(大和ミュージアム)を見学。その時には尾道にまだ残されていたこの映画のセットにも足を運びたかったのだけど、日程の都合で行けなかった。DVDになったら見ようと思っていたら、今頃になってしまったのだ。

全体として、うまくまとめられ過ぎているように思う。

鹿児島県・枕崎に、大和が沈んだ地点まで連れて行って欲しいと連呼する女性(鈴木京香)がやって来る。それが大和でともに闘った内田二兵曹の娘だと知り、年老いた漁師の神尾(仲代達矢)が船を出すことに・・・。

まず、そのありがちな導入にひいてしまった。目的地までの距離は遠く、神尾が持病で倒れたりという波乱もありながら、内田二兵曹の娘が父の遺言を果たす。わざわざその船旅に、神尾が特別年少兵として大和に乗り組んでいた年頃の男の子を同乗させることで、今の子供たちにも戦争というものを身近に考えさせたいという意図もあるんだろうね。でも、その船旅がうまく締めくくられたことで、「ああ、よかった、よかった」と思ってしまって、肝心の大和での闘いの印象が薄れているように思う。

そもそも、アクション映画じゃないんだから、「戦艦大和がものすごくリアル!」とか、「闘いのシーンが迫力あるよ」とかで感動する映画じゃないはず。なにをどう伝えたかったのかが、もうひとつよくわからない映画だった。

原作はどういう意図で書かれているんだろう。読んでみたくなった。
-興味はあるけど、まだ見てないです。なんとなく日本映画にありがちな、ストリーになっている可能性はあるだろうなって、あまり期待しないでみようかと思ってます。最近の映画って、予告編がよくできてますよね。ついつい期待してしまう傾向が強いです。 -- [[なおえ]] &new{2007-02-11 (日) 17:35:46};
-読み返してみると、ものすごく偏った感想ですよね。乗組員のことが何にも書かれていない・・・。乗組員達の人間関係や一人一人のエピソードも描かれていて、ボロボロ泣きながら見られた方もおられるかもしれません。なおえさん、是非、この映画見てみて、感想を聞かせてください! -- [[Gecko]] &new{2007-02-12 (月) 23:17:58};

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-[[カテゴリ/映画]]

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