-映画『ウォルター少年と、夏の休日』

ストーリーも全く知らず、タイトルから子供向きの映画かとあまり期待せずに見たのに、予想外によかった。

父親のいない14歳のウォルター(ハーレイ・ジョエル・オスメント)は、夏休みの間だけ母親から離れ、テキサスにある田舎の大叔父のもとに預けられる。無愛想で面倒見の悪い二人の大叔父・ハブ(ロバート・デュヴァル)とガース(マイケル・ケイン)。大金を持っているという噂のこの二人が、ウォルターの登場によって変わっていくさまがおもしろいのだ。次々ととんでもないものを購入。狩りの高揚感を味わおうとして購入したライオンが老いぼれで、いつの間にか一緒に暮らすことに・・・。犬やブタも登場。動物の表情も可愛かった。

実は、動物運搬業者に、ライオンと一緒に連れられてきたキリンも一緒に購入されたのだと勘違いしていて、「キリンは?キリンはどこにいるの?」とずっと思っていたバカなやつなのだ。

ガースがウォルターに話し聞かせるという形で、ハブの経験したアフリカでの冒険や、砂漠の王女についての思い出が語られる。どこまでホントなのかわからないうそくさい話で、それがいかにもという感じでわざとらしく映像化されていて、ゲラゲラ笑いながら見てしまった。

原題は『Second hand Lions』。邦題のウォルター少年を主役のようにするのはどうかと思う。マイケル・ケインとロバート・デュヴァルの二人が渋い映画だったのだ。ウォルターのお母さん役も存在感があってよかったな。

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