2005.12 広島乗り放題の旅

続きは広島乗り放題の旅2

広島・瀬戸内フリーきっぷで乗り放題

2005年12月中旬、JRの広島・瀬戸内フリーきっぷで広島へ。

JR往復新幹線普通車指定席と自由周遊区間内の路面電車・観光船・JRが乗り放題。12月31日までの期間限定で、京都市内発着23,000円。「乗り倒してやるぞ!」と気合を入れて計画を立てはじめたものの、有効期間はわずか2日間。せめて三日にしてくれたらもっとゆとりを持って乗り倒せるのに・・・。

「瀬戸内マリンビュー」に乗る

瀬戸内マリンビュー

広島で新幹線を降りて、10:06発の観光列車「瀬戸内マリンビュー1号」に乗車。クルーザーをイメージしたデザインのこの列車、三原まで2時間以上かけて瀬戸内海沿いをのんびり走る。終点まで乗りたかったんだけど、呉に寄りたかったので、途中で下車。呉10:48着。指定席券は510円。広島駅に着いてから買ったら残席は2席、しかもバラバラ。でも、呉までずっと丸い窓のあるフリースペースに座っていた。2両編成で、1両が指定席。呉までなら指定席券を買わなくてもよかったかな。

潜水艦を見る

潜水艦を見る

呉駅から呉市営バスで約10分、潜水隊前下車。「アレイからすこじま」へ。「国内で唯一、湾内にイカリを下ろす海上自衛隊の潜水艦と護衛艦を近くで眺められる公園」。日曜日には護衛艦の内部が一般公開。行った日はちょうと日曜日。でも、見学開始時刻がうまく合わなかった。残念!ここで長居すると、次の乗り物に間に合わない。公園に面して建つ「サブマリン」というイタリアンレストランでランチを食べて、バスで呉駅に戻る。

酒列車

酒列車

呉駅の構内に貼られていたポスター。広島は酒どころ。大人気?すでに満員御礼。いつか乗ってみたいなあ。

戦艦「大和」のふるさと

大和ミュージアム

呉駅から徒歩5分。2005年4月に誕生したばかりの大和ミュージアムへ。日曜日なのでかなりの人。しかもちょうど戦艦「大和」の前で講演が行われていた。

10分の1サイズの戦艦「大和」。全長26.3m、幅3.9m。

零式艦上戦闘機

戦時中実際に使われた零式艦上戦闘機。操縦席はかなり狭そう。

「大和」やゼロ戦など1階の展示物を上階から見られる構造になっているのがいい。

3階の「未来へ」は松本零士の世界。ゆっくり見たかったのに、船の時刻が迫っていたので通り抜けただけ。機会があったらまた行きたいな。

呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム) http://yamato.kure-city.jp/

まさに遊覧船

JRのフリーきっぷで、観光船にも乗れるのだ。せっかくだから3ルートすべてに乗って、船でその日の宿泊先の宮島へ向かうプランを立てた。

呉14:22発〜江田島の小用(こよう)14:42着
小用14:43発〜広島(宇品)15:05着
広島15:25発〜宮島15:57着

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小用では、42分に着いて、43分発だ。これは連絡しているのか?電話で問い合わせてみたら、「よほど遅れることがなければ乗り継ぎはOK。事前に電話予約をしてもらえれば、より確実」との返事。「よしよし、乗れるんだな。まあ、予約しなくてもいいか」と思ったのが大間違いだったのか!?

大和ミュージアムを大慌てで出て、呉14:22発の船には無事乗船。呉は、明治時代から造船の町、海軍の町として賑わったところ。天気も良くて、船窓からは造船の様子やさっき見に行った潜水艦の護衛艦も見える。普段、海を見ることのない地域に住んでいると、船に乗っているだけでものすごく遠くに来た気分。ご機嫌だったのだ。

さて、江田島の小用に到着。下船前に乗務員のおじさんに確かめると、広島行きの船は隣の桟橋に泊まっているとのこと。「うんうん、あれだな」と下船口を右へ最短距離で向かおうとする。フェリーなので下船口の右側は車が降りてくる口。車が次々と下りてきて、すぐに横切れない。どうしようか迷っていると、広島行きの船が今にも出て行きそうな気配。やばい!・・・大慌てで横切って桟橋に着いたときには、すでに遅し。乗船口が閉まって、船が出て行った直後だった。桟橋のおじさんに「乗り換えられるって電話で聞いていたのに!」とひとくさり文句を言ってみたものの、出て行った船が戻ってくるわけもなく、後の祭り。次の船まで1時間ぐらいある。

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ああ!時間に余裕があるのなら、江田島にある海上自衛隊(旧海軍兵学校)の見学にも行きたかったんだけど、所要時間は1時間半。しかも港から路線バス。そんなのに行っていたら、夕方までに宮島の旅館にたどりつけない。かといって、港の近くには時間がつぶせそうなところもなし。

呉港へ戻るさっき降りた船に取って返して、飛び乗るように乗船。すぐに出発。結局、呉港と小用港を往復しただけ。

しばらくは、「せっかく電話で確認したのに!」とぷんぷんしていたのだ。でも、改めて乗船券を買って乗らなくてもいいのは周遊券のいいところ。呉港に舞い戻る頃には「のんびり景色を眺められたし、呉港周辺遊覧船に乗ったことにするか」という気分に。

再び呉港へ

さて、再び呉港へ戻って来てしまったので、今度はJRで広島市内へ向かうことに。行きの「瀬戸内マリンビュー1号」は広島から呉まで42分。「普通の快速だともっとかかるんだよな」と思っていたらとんだ勘違い。「瀬戸内マリンビュー」は観光用の列車だからゆっくり走るのだ。普通の快速「安芸路ライナー」だと広島まで30分。なるほど駅に停まっている時間が短かった。

広島からJR宮島口へ

JR広島駅から広島港へ行くのは、広島電鉄の路面電車に乗り換えないとダメなので、結局山陽本線に乗り換えて宮島口駅へ向かうことに。約22分。待ち時間があまりなかったので、なんとか日暮れまでに宿につけるか。

山陽本線は広島電鉄の宮島線と平行して走っているので、ときどき広電の列車が見える。しかも、噂どおり車両はいろいろ。「周遊券で広電にも乗れるから、広電で宮島口に行ってもよかったかな」と思いながら眺めていたら、停車駅はJRよりはるかに多いから時間かかりそう。「明日、広島市内でどんな車両に乗れるかな」とわくわく。

宮島航路へ

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宮島口駅を出て徒歩5分ほど、目に付いた乗船口で周遊券を見せたら、「JRの船はあちら」と言われた。宮島航路はJRだけと思い込んでいたら、他社の船もあるのだ。ドル箱路線、ならぬドル箱航路なのか?

宮島へ到着

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宮島の桟橋に着いたのは、ちょうど日没の時刻。

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お出迎えは鹿さん2匹。手に持っていたもらったばかりの宮島の観光案内にがぶり。「ダメだよ、食べるもんじゃないよ!」小さい方の鹿さんからは取り返したものの、横から来た大きい方の鹿さんがもぐもぐ。食べちゃったのだ。カラーの硬めの紙だったのに!お腹こわさないのか!?・・・奈良の鹿さんより迫力あるなあ。

ようやくお宿に到着

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宿に着いてしばらくすると、すっかり真っ暗。窓からはライトアップされた大鳥居が見える。なかなかの眺め。

夕食は、瀬戸内の新鮮な海の幸。焼きがき、かきの土手鍋、かき雑炊とかきづくし。食べるのに夢中で写真を撮りそびれた。

・・・さらに続く

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