*葵のページ

**葵のサイト、ぬいざんまいご紹介
 [[ぬいざんまい:http://homepage3.nifty.com/nuizan]]は、ぬいぐるみと読書とスポーツ(特にサッカー&r-sakka;)が大好きな葵が作っている、実にテキトーなサイトです。

なるべくシリアスなことは避けて、世の中を斜めに面白く(?)見て生きていこう・・・という本人の世渡り感覚が如実にうかがえるサイトです。(いやなヤツだね(笑))

マスコットは、じじぞ〜という黒ネコのぬいぐるみとなっております。それでは、冬装束でご挨拶〜⌣&heart;
#ref(PB210029.JPG);

**このページでやろうかな・・・と思っていること
 とにかく、葵は本が好きなので、活字がないとコロリと死にます。何も読むものがないときは、薬の効能書きや、電話番号帳でも読みます。

 
そこで、「日々の名言・珍言祭」というコーナーを開くことにしました。

今読んでいる本や、昔読んだ本の中から、感銘を受けた言葉、思わずツッコミたくなった言葉を抜書きして、ご披露してみようかと。

よろしくお願いしますね(ぺこり)。

**日々の名言・珍言祭(チンゲンサイ)
&color(#ff3333){最新の10件を表示しています。};~
過去の名言・珍言をごらんになりたい方は[[日々の名言・珍言祭の蔵]]をご覧になってくださいね。

&color(#00ccff){''●11月20日(木)''};~
&color(#00ccff){''●4月19日(月)''};~

田中啓文 『邪馬台洞の研究』(講談社ノベルス)より~
早坂隆  『世界の紛争地ジョーク集』(中公新書ラクレ)よりアフガニスタンのジョーク

&y-razz; 九個のカレーパンを平らげてしまった比夏留(ひかる)は、もうひとつの袋からハヤシパンというのを出して、食べはじめた。~
  ハヤシライスのルーが入った揚げパンだ。~
  彼女のTシャツには「林も悪(わる)でよ・・・」という文字が印刷されており、なかなかぴったりのチョイスである。
&y-sweat;  国連職員とアフタニスタン人が列車で旅をしていた。~
   国連職員は鞄からハンバーガーを取り出して一口食べると、まだ残っているのに窓から捨ててしまった。それを見たアフガニスタン人は驚いて言った。~
   「もったいないじゃないか。どうして捨ててしまったんだい?」~
   「食糧なんて事務所に帰ればいくらでもあるからね」~
   それを聞いたアフガニスタン人は、国連職員を列車の窓から投げ飛ばして言った。~
   「国連職員なんて、カブールに帰ればいくらでもいるからな」~


&color(#00ccff){''●11月13日(木)''};~
&color(#00ccff){''●3月11日(木)''};~

レックス・スタウト 『殺人犯はわが子なり』(早川ポケットミステリ)より~
沢木耕太郎  『杯(カップ)』(朝日新聞社)より

&y-eek; ウルフは立ち上がった。「いっしょにどうかね、フライヤー君?~
  みんなに行きわたるぐらいは十分にあるよ。~
  チキンのレヴァーと白ワイン漬けのマッシュルーム、それに餅だ。~
  もうひとり分 たのむよ、フリッツ」~
&sad; 中田(英寿)は一貫してトルシエを嫌っていたと思われる。~
   顔を真っ赤にして怒り狂ったかと思えば、次の瞬間には近くにすりよってきてつまらない冗談を言う。~
   一時はこのトルシエの二面性を監督としての意識的な戦略かとも思ったこともあったが、単に抑制のきかない感情家が恣意的な振る舞いをしているだけだということがわかった失望は大きかった。~

  
&color(#00ccff){''●11月6日(木)''};~
&color(#00ccff){''●2月11日(水)''};~

ロイ・ヴィカーズ 『殺人を選んだ7人』(早川ポケットミステリ)より~
アンドレ・バーナード編  『まことに残念ですが・・・不朽の名作への不採用通知160選』(徳間文庫)より

&y-evil; 一世紀ほど前には、われわれは、サーカスの見世物にオレンジの皮を投げつけて愉しんだものである。~
   エドワード十世時代になると、伴侶を得るための生理的条件をやむなく奪われたオールドミスの悲劇を、われわれはたっぷりと愉しむのである。~
  すさみはじめた彼女たちの神経組織は、ますますその振舞いを奇矯なものとし、人格的な威厳を失わせるのに役立つのだが、それがミュージックホールや漫画新聞の好材料になる。~
エドガー・ライス・バロウズ 『火星のプリンセス』への不採用通知~

   オールドミスをたねにした駄洒落は、だれでも心あたりがあるので、受けるのである。
&y-frown;「ヴァージニアの傭兵がこともあろうに火星に送られるなどという話が、わが社に利益をもたらすとは絶対に考えられません。」~

&color(#00ccff){''●11月4日(火)''};~
&color(#00ccff){''●1月21日(水)''};~

大島弓子 『グーグーだって猫である』(角川書店)より~
赤瀬川原平  『私と終着駅』(「旅 2004年1月号」より)

&y-frown; 以前にうちにあった15年ものの冷蔵庫は、ドアの開け閉めのたび「モウイイヨ〜」と言っていた~
   つまり 「もう私を捨ててもいいから 新しいの買いなよ〜〜」と 言っていたのだ~
&y-biggrin;  終着駅という言葉は、もうそれだけで文学だ。~

&color(#00ccff){''●10月30日(木)''};~
&color(#00ccff){''●1月14日(水)''};~

皆川博子 『彼方の微笑』(創元推理文庫)より~
枡野浩一  『57577 Go city, go city, city』(角川文庫)より

&sad; 彼女は、おそろしくプライドの高い女だよ。~
   彼女のプライドは、彼女自身が他人に奉仕することはいくらでも許す。~
   しかし、他人が彼女のためにつくしたり何かを耐えたりということは、だめなんだ。 
&grayyes;  「ライターになる方法をおしえて」と 訊くような子は なれないでしょう~

&color(#00ccff){''●10月27日(月)''};~

丸谷才一 『絵具屋の女房』(文藝春秋)より~
&color(#00ccff){''●1月6日(火)''};~

&grayyes; 学問とはしばしば、真実のためにはやむを得ないといふ口実を設けて、柄の悪い話をする作業なのである。~
   ニーチェの哲学なんかはその典型で、あれはちよつと頭がいい人なら少年時代から気がついてゐるが、しかし慎み深いたちなので口に出すのを控へてゐる類のことを最初に書き散らしたから、人間性へのすごい洞察だなんて評価されたり尊敬されたりすることになつたのだ。
渡邊昌美  『フランス中世史夜話』(白水Uブックス)より~

&color(#00ccff){''●10月22日(水)''};~
&y-eek; カンペルクロスト僧院の一修道僧は、皆が歌っている最中いつものように眠っていたら、祭壇の磔刑像が動き出し、降りて来て、彼の頬に一撃を加えた。~
   三日たたぬうちに、彼は死んだ。~

長山靖生 『「吾輩は猫である」の謎』(文春新書)より~
&color(#00ccff){''●12月18日(木)''};~

&y-sweat; 現在では戦争イコール罪悪という観念が浸透しているが、明治三十九年の日本で、そのことを公言する人間はほとんどいなかった。~
   (中略)なにしろこの時代、旅順が陥落すると、ある百貨店では「陥落記念大売出し」を行なったくらいだ。~
   まるで日本シリーズの優勝記念大バーゲンみたいだが、元々、このふたつは同じ発想なのである。
秋野菊作  『雑草花園(三)』(光文社文庫 『「X」傑作選』)より~

&color(#00ccff){''●10月20日(月)''};~
&y-sweat; 探偵小説ファンの中には、時に犯罪現場の図面の挿入された小説を嫌悪するものがある。~
   筆者なども、その一人で、こんな作品はなるべく敬遠することにしている。 

皆川博子 『ジャムの真昼』(集英社)より~
&color(#00ccff){''●12月11日(木)''};~

&grayno; 家族が平和に調和をたもっているのは、だれかに皺寄せがいっているからだ。
吉行淳之介  『父エイスケについて 1』(文園社、『吉行エイスケ作品集』)より~

   おとなしい者、周囲に気兼ねする者、我慢強い者が、声をあげないから、平和にみえる。
&y-eek; じつは私は、亡父の小説を最後まで読み通したものが一作もなかった。(中略)~
   35年ほど前、旧制高校の入学試験での口頭試問のとき、試験官に父親の小説の感想を訊かれて~
   「読んでいません」~
   と答えると、疑い深い顔をされた。~
   時局にふさわしくない作品なので、読んでいないと嘘をついた、と判断されたらしい。

&color(#00ccff){''●10月17日(金)''};~

高橋源一郎 『人に言えない習慣、罪深い愉しみ』(朝日文庫)より~
&color(#00ccff){''●12月3日(水)''};~

&graybigrazz; ケガをした貴乃花が武蔵丸をぶん投げて優勝した時、コイズミさんは「感動した!」といった。
星新一 『きまぐれ学問所』(角川文庫)より~

  正直で、いい人なんだなとぼくは思った。
⌣ 「すべての答を知るよりも、いくつかの質問を知りたい」~
   アメリカのユーモア作家、ジェイムズ・サーバーの言葉である。好奇心を持てだ。~
   「ある探検家は、荒物屋で歴史を知り、空港で流行を知る」~
   ジャーナリストでコメディアンの、ウィ−ダーの言葉。博物館や婦人服店と限定しないのが重要なのだ。~

  ああいう時、ぼくは、観客全員がそのケガをした相手の味方をしている中で相撲をとらなきゃならない武蔵丸はたいへんだなあと思ってしまうのだ。
&color(#00ccff){''●11月27日(木)''};~

  そんなことでは感動から遠ざかってしまう。
中条省平 『名刀中条スパパパパン!!!』(春風社)より~

&color(#00ccff){''●10月15日(水)''};~
&sad; ところで、ビデオを借りるたびに気になっていることがある。ビデオテープ本体は貸し出すのに、ビデオのパッケージは貸してくれないことである。~
  そのため、映画を一度借りたら、ただ見っぱなしにするだけで、映画についての情報が確認できない。(中略)~
  「どっかでほめてたからビデオ屋で借りて見た映画のあの女優、すごくカッコよかったよ!」と語る若い観客が、ブリジット・バルドーの名を一生知らずに残りの人生を過ごすことだって十分ありうるのだ。

野村雅一 『しぐさの世界 身体表現の民族学』(NHKブックス)より~

&y-exclaim; スペインの画家ダリが、かれが生まれる三年前に七歳で死んだ兄の名サルバドールをあたえられたことはよく知られている。~
   かれは数々の奇行を、自分は自分であって死んだ兄のサルバドールではないことを証明しようとする努力であったとも説明している。


 **ひとこと
-「へへっ、最近はビデオのパッケージを貸してくれなくても、あとでネットで調べられるのさ!」とか思ったりして。ここ最近よく見るBSデジタルの案内で、「天気予報が調べられる」とか、「近くの施設のお出かけ情報が調べられる」、「番組表から予約録画ができる」とか言っているけど、どれも今でもネットでできるし、じゃあデジタル放送の設備を取り付けたいとは思わないような気がするんですけどねぇ。映画を見ている途中で、俳優さんの顔をクリックすると、名前や今まで出演した映画などが表示されるとかだったら、まだ魅力あるかなあ。 -- [[Gecko]] SIZE(10){2003-11-27 (木) 20:13:31}
-Geckoさんのように「調べる」こと自体が苦にならなくて、どんどん知識を広げていける人と、逆になーんか受身の人とがいますよねぇ・・・。って、最近しみじみ思うんですけど。これほどネットが発達していても、なお、よその掲示板に平気で「○○について教えてください!お願いします!」なんて平気で書く人、いるもんなぁ(^^;)。ちょっとGoogleか、Yahooすれば山ほどひっかかるのに・・・って思うことが多いです。 -- [[葵]] SIZE(10){2003-11-28 (金) 08:41:03}
-火星に傭兵?最近、火星ネタが話題なので、興味津々!『不朽の名作への不採用通知160選』という本も、どんな内容なのか・・・。今度本屋で探してみますね。 -- [[Gecko]] SIZE(10){2004-02-11 (水) 21:43:32}
-バローズの火星シリーズ(創元推理文庫から出てました)は、スペースオペラの草分け的存在で、面白いですよ(^▽^)。ジョン・カーター大尉という主人公が、突然、アリゾナの洞穴から火星へテレポートしちゃうんですよ。そこでは火星人が赤いのと、緑のとに別れて戦争中。冒険あり、恋ありの波乱万丈ものです〜。 あ、この不採用通知が掲載されていた『まことに残念ですが・・・』も、面白いですよ♪ -- [[葵]] SIZE(10){2004-02-13 (金) 19:20:19}
-確か、ぬいざんまいの「今月読んだ本」に、この本のことを書かれていたなあと確認にいったら、タイトルが違いました(^^ゞ。トルシエって嫌われていたんですね。顔を真っ赤にして怒っているのは、私も、気分を奮い立たせるための派手な演出なのかと思っていました。違ったんですか・・・。 -- [[Gecko]] SIZE(10){2004-03-12 (金) 20:03:40}
-トルシエは、随分エキセントリックな人だったみたいです(^^;)。私も勿論、生トルシエに密着していたわけではないので、岩井俊二監督の「6月の勝利の歌を忘れない」という「代表合宿密着DVD」で観ただけですが・・・。選手達の間に「ヘキエキ」としか言いようのないムードが漂っているのが、よーく分かりました(爆)。でも、今のジーコさんがいいのか、となるとまた話は別なわけで、サポーターとしては葛藤の日々が続いています(泣)。 -- [[葵]] SIZE(10){2004-03-13 (土) 07:53:07}


**ひとこと
-ダイエーが優勝しましたね。甲子園で阪神が三連勝したときに、「ダイエー、敵地のこの歓声の中、いい試合してるよなあ」って思っているのかな、高橋源一郎さんも、って考えていたんですよね&y-sweat; 貴乃花のときも、「ああ、もう無理しなくてもいいから、次に頑張ろうよ」って思っていたし。私も感動から遠ざかってしまうやつかも。 -- [[Gecko]] SIZE(10){2003-10-27 (月) 21:11:46}
-監督はどちらかというと星野、選手はどちらかというとダイエー派な私は、今ひとつ乗れないシリーズでした(笑)。バーゲンも興味ないし・・・。私は大体、判官贔屓の傾向があるので、一度、「両リーグの最下位同士」の裏日本シリーズをやってもらいたい、と思ったりもして・・・。こうやって、どんどん感動から遠ざかってしまっているような&y-frown; -- [[葵]] SIZE(10){2003-10-28 (火) 08:22:01}
-今日(11月6日)にアップした珍言は、これだけを見るとプンプンに怒りたくなるんだけど・・・。お話の方は、これをマクラに、オールドミスになりかけの女性がいかに精神的ストレスを蒙っているかという展開になるのでした。だから、むしろ著者は、そういう風潮を怒ってるんだよねぇ・・・。 -- [[葵]] SIZE(10){2003-11-06 (木) 12:47:11}
-そういえば、オールドミスの登場人物についての記述があまりにひどくて、かなり早い段階で読みすすめなくなった推理小説がありました。随分前のことなのでタイトルが思い出せないんですが、泡坂妻夫か鮎川哲也か、かなり昔のものだったような・・・。記憶がうつろ&y-sweat; -- [[Gecko]] SIZE(10){2003-11-06 (木) 20:37:25}
-それぞれの名言・珍言につけてくださったコメントを、「日々の名言・珍言祭の蔵」の方へ移動しました。 -- [[葵]] SIZE(10){2003-11-07 (金) 12:44:43}
-そういうこと、ありますよねえ。オールドミス以外だと、関西人の描き方や関西弁の言い回しがあまりに変で、読みすすめなくなる小説とか、見られないドラマとか(爆)。 -- [[葵]] SIZE(10){2003-11-07 (金) 12:47:51}
-グルメ探偵、ネロ・ウルフの珍言・・・。ウルフ家自慢の昼食の席にもう一人、誘うところなんだけど、このメニュー・・・&y-sweat;。特に「餅」ってのが意味不明すぎ。誤植なんでしょうか?? -- [[葵]] SIZE(10){2003-11-13 (木) 15:11:53}
-ハヤシパン、食べてみたい〜!Tシャツの文字も不思議だし、どんな本なんだろ?想像力膨らまされるなあ。 -- [[Gecko]] SIZE(10){2003-11-20 (木) 21:36:38}

#comment


トップ   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS