ぬいざんまいは、ぬいぐるみと読書とスポーツ(特にサッカー)が大好きな葵が作っている、実にテキトーなサイトです。
なるべくシリアスなことは避けて、世の中を斜めに面白く(?)見て生きていこう・・・という本人の世渡り感覚が如実にうかがえるサイトです。(いやなヤツだね(笑))
マスコットは、じじぞ〜という黒ネコのぬいぐるみとなっております。それでは、冬装束でご挨拶〜
とにかく、葵は本が好きなので、活字がないとコロリと死にます。何も読むものがないときは、薬の効能書きや、電話番号帳でも読みます。
そこで、「日々の名言・珍言祭」というコーナーを開くことにしました。
今読んでいる本や、昔読んだ本の中から、感銘を受けた言葉、思わずツッコミたくなった言葉を抜書きして、ご披露してみようかと。
よろしくお願いしますね(ぺこり)。
最新の10件を表示しています。
過去の名言・珍言をごらんになりたい方は日々の名言・珍言祭の蔵をご覧になってくださいね。
●1月14日(水)
枡野浩一 『57577 Go city, go city, city』(角川文庫)より
「ライターになる方法をおしえて」と 訊くような子は なれないでしょう
●1月6日(火)
渡邊昌美 『フランス中世史夜話』(白水Uブックス)より
カンペルクロスト僧院の一修道僧は、皆が歌っている最中いつものように眠っていたら、祭壇の磔刑像が動き出し、降りて来て、彼の頬に一撃を加えた。
三日たたぬうちに、彼は死んだ。
●12月18日(木)
秋野菊作 『雑草花園(三)』(光文社文庫 『「X」傑作選』)より
探偵小説ファンの中には、時に犯罪現場の図面の挿入された小説を嫌悪するものがある。
筆者なども、その一人で、こんな作品はなるべく敬遠することにしている。
●12月11日(木)
吉行淳之介 『父エイスケについて 1』(文園社、『吉行エイスケ作品集』)より
じつは私は、亡父の小説を最後まで読み通したものが一作もなかった。(中略)
35年ほど前、旧制高校の入学試験での口頭試問のとき、試験官に父親の小説の感想を訊かれて
「読んでいません」
と答えると、疑い深い顔をされた。
時局にふさわしくない作品なので、読んでいないと嘘をついた、と判断されたらしい。
●12月3日(水)
星新一 『きまぐれ学問所』(角川文庫)より
「すべての答を知るよりも、いくつかの質問を知りたい」
アメリカのユーモア作家、ジェイムズ・サーバーの言葉である。好奇心を持てだ。
「ある探検家は、荒物屋で歴史を知り、空港で流行を知る」
ジャーナリストでコメディアンの、ウィ−ダーの言葉。博物館や婦人服店と限定しないのが重要なのだ。
●11月27日(木)
中条省平 『名刀中条スパパパパン!!!』(春風社)より
ところで、ビデオを借りるたびに気になっていることがある。ビデオテープ本体は貸し出すのに、ビデオのパッケージは貸してくれないことである。
そのため、映画を一度借りたら、ただ見っぱなしにするだけで、映画についての情報が確認できない。(中略)
「どっかでほめてたからビデオ屋で借りて見た映画のあの女優、すごくカッコよかったよ!」と語る若い観客が、ブリジット・バルドーの名を一生知らずに残りの人生を過ごすことだって十分ありうるのだ。
●11月20日(木)
田中啓文 『邪馬台洞の研究』(講談社ノベルス)より
九個のカレーパンを平らげてしまった比夏留(ひかる)は、もうひとつの袋からハヤシパンというのを出して、食べはじめた。
ハヤシライスのルーが入った揚げパンだ。
彼女のTシャツには「林も悪(わる)でよ・・・」という文字が印刷されており、なかなかぴったりのチョイスである。
●11月13日(木)
レックス・スタウト 『殺人犯はわが子なり』(早川ポケットミステリ)より
ウルフは立ち上がった。「いっしょにどうかね、フライヤー君?
みんなに行きわたるぐらいは十分にあるよ。
チキンのレヴァーと白ワイン漬けのマッシュルーム、それに餅だ。
もうひとり分 たのむよ、フリッツ」
●11月6日(木)
ロイ・ヴィカーズ 『殺人を選んだ7人』(早川ポケットミステリ)より
一世紀ほど前には、われわれは、サーカスの見世物にオレンジの皮を投げつけて愉しんだものである。
エドワード十世時代になると、伴侶を得るための生理的条件をやむなく奪われたオールドミスの悲劇を、われわれはたっぷりと愉しむのである。
すさみはじめた彼女たちの神経組織は、ますますその振舞いを奇矯なものとし、人格的な威厳を失わせるのに役立つのだが、それがミュージックホールや漫画新聞の好材料になる。
オールドミスをたねにした駄洒落は、だれでも心あたりがあるので、受けるのである。
●11月4日(火)
大島弓子 『グーグーだって猫である』(角川書店)より
以前にうちにあった15年ものの冷蔵庫は、ドアの開け閉めのたび「モウイイヨ〜」と言っていた
つまり 「もう私を捨ててもいいから 新しいの買いなよ〜〜」と 言っていたのだ
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