葵のページ

葵のサイト、ぬいざんまいご紹介

 ぬいざんまいは、ぬいぐるみと読書とスポーツ(特にサッカーr-sakka)が大好きな葵が作っている、実にテキトーなサイトです。

なるべくシリアスなことは避けて、世の中を斜めに面白く(?)見て生きていこう・・・という本人の世渡り感覚が如実にうかがえるサイトです。(いやなヤツだね(笑))

マスコットは、じじぞ〜という黒ネコのぬいぐるみとなっております。それでは、冬装束でご挨拶〜 [smile] [heart]

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このページでやろうかな・・・と思っていること

 とにかく、葵は本が好きなので、活字がないとコロリと死にます。何も読むものがないときは、薬の効能書きや、電話番号帳でも読みます。

  そこで、「日々の名言・珍言祭」というコーナーを開くことにしました。

今読んでいる本や、昔読んだ本の中から、感銘を受けた言葉、思わずツッコミたくなった言葉を抜書きして、ご披露してみようかと。

よろしくお願いしますね(ぺこり)。

日々の名言・珍言祭(チンゲンサイ)

最新の10件を表示しています。
過去の名言・珍言をごらんになりたい方は日々の名言・珍言祭の蔵をご覧になってくださいね。

●12月3日(水)

星新一 『きまぐれ学問所』(角川文庫)より

[smile] 「すべての答を知るよりも、いくつかの質問を知りたい」
   アメリカのユーモア作家、ジェイムズ・サーバーの言葉である。好奇心を持てだ。
   「ある探検家は、荒物屋で歴史を知り、空港で流行を知る」
   ジャーナリストでコメディアンの、ウィ−ダーの言葉。博物館や婦人服店と限定しないのが重要なのだ。

●11月27日(木)

中条省平 『名刀中条スパパパパン!!!』(春風社)より

[sad] ところで、ビデオを借りるたびに気になっていることがある。ビデオテープ本体は貸し出すのに、ビデオのパッケージは貸してくれないことである。
  そのため、映画を一度借りたら、ただ見っぱなしにするだけで、映画についての情報が確認できない。(中略)
  「どっかでほめてたからビデオ屋で借りて見た映画のあの女優、すごくカッコよかったよ!」と語る若い観客が、ブリジット・バルドーの名を一生知らずに残りの人生を過ごすことだって十分ありうるのだ。

●11月20日(木)

田中啓文 『邪馬台洞の研究』(講談社ノベルス)より

y-razz 九個のカレーパンを平らげてしまった比夏留(ひかる)は、もうひとつの袋からハヤシパンというのを出して、食べはじめた。
  ハヤシライスのルーが入った揚げパンだ。
  彼女のTシャツには「林も悪(わる)でよ・・・」という文字が印刷されており、なかなかぴったりのチョイスである。

●11月13日(木)

レックス・スタウト 『殺人犯はわが子なり』(早川ポケットミステリ)より

y-eek ウルフは立ち上がった。「いっしょにどうかね、フライヤー君?
  みんなに行きわたるぐらいは十分にあるよ。
  チキンのレヴァーと白ワイン漬けのマッシュルーム、それに餅だ。
  もうひとり分 たのむよ、フリッツ」

   ●11月6日(木)

ロイ・ヴィカーズ 『殺人を選んだ7人』(早川ポケットミステリ)より

y-evil 一世紀ほど前には、われわれは、サーカスの見世物にオレンジの皮を投げつけて愉しんだものである。
   エドワード十世時代になると、伴侶を得るための生理的条件をやむなく奪われたオールドミスの悲劇を、われわれはたっぷりと愉しむのである。
  すさみはじめた彼女たちの神経組織は、ますますその振舞いを奇矯なものとし、人格的な威厳を失わせるのに役立つのだが、それがミュージックホールや漫画新聞の好材料になる。

   オールドミスをたねにした駄洒落は、だれでも心あたりがあるので、受けるのである。

●11月4日(火)

大島弓子 『グーグーだって猫である』(角川書店)より

y-frown 以前にうちにあった15年ものの冷蔵庫は、ドアの開け閉めのたび「モウイイヨ〜」と言っていた
   つまり 「もう私を捨ててもいいから 新しいの買いなよ〜〜」と 言っていたのだ

●10月30日(木)

皆川博子 『彼方の微笑』(創元推理文庫)より

[sad] 彼女は、おそろしくプライドの高い女だよ。
   彼女のプライドは、彼女自身が他人に奉仕することはいくらでも許す。
   しかし、他人が彼女のためにつくしたり何かを耐えたりということは、だめなんだ。 

●10月27日(月)

丸谷才一 『絵具屋の女房』(文藝春秋)より

grayyes 学問とはしばしば、真実のためにはやむを得ないといふ口実を設けて、柄の悪い話をする作業なのである。
   ニーチェの哲学なんかはその典型で、あれはちよつと頭がいい人なら少年時代から気がついてゐるが、しかし慎み深いたちなので口に出すのを控へてゐる類のことを最初に書き散らしたから、人間性へのすごい洞察だなんて評価されたり尊敬されたりすることになつたのだ。

●10月22日(水)

長山靖生 『「吾輩は猫である」の謎』(文春新書)より

y-sweat 現在では戦争イコール罪悪という観念が浸透しているが、明治三十九年の日本で、そのことを公言する人間はほとんどいなかった。
   (中略)なにしろこの時代、旅順が陥落すると、ある百貨店では「陥落記念大売出し」を行なったくらいだ。
   まるで日本シリーズの優勝記念大バーゲンみたいだが、元々、このふたつは同じ発想なのである。

●10月20日(月)

皆川博子 『ジャムの真昼』(集英社)より

grayno 家族が平和に調和をたもっているのは、だれかに皺寄せがいっているからだ。

   おとなしい者、周囲に気兼ねする者、我慢強い者が、声をあげないから、平和にみえる。

ひとこと

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