滋賀県立近代美術館に行った後は、滋賀県立琵琶湖博物館へ。
7月からオサムシの企画展示をしていて、ずっとLukeが見に行きたがっていたのだ。
関西・文化の日の企画に琵琶湖博物館も参加。しかも、常設展じゃなくて、オサムシの企画展だけが無料。「これは、うちのためのような企画だよ!」と見に行くことに。
といいつつ、こっちは昆虫が苦手。「オサムシがいっぱいいたら気色悪いかも」とドキドキ。確かに、「よくまあ、これだけ集めたよなあ」という数のオサムシの標本、オサムシのえさになるミミズの巨大な写真、カタツムリを食べるマイマイカブリ(オサムシの仲間なんだって)・・・、最初はちょっと気味の悪いものも。
でも、ファーブル昆虫記を紹介した一角では、昆虫好きじゃないやつにもおもしろく見られるように、というか、ぬいぐるみ好きの心をつかむ(?)にくい展示も。「あっ、かわいいモグラのぬいぐるみ」と寄っていったら、モグラの死体にたかる昆虫たちだった。昆虫もぬいぐるみ。全長12cmの巨大な実物大の蛾もぬいぐるみ。数日間輪になって回り続けたという毛虫たちもぬいぐるみ。
オサムシの種類の豊富さも、「歩く宝石」と言われる複雑な色合いのきれいなオサムシがいるというのもびっくり。オサムシ以外の美しい昆虫の標本もあって、虫の絵を描くお絵描きギャラリーも盛況だった。
滋賀県のオサムシを調査研究しようと、ものすごい数のオサムシを収集した「虫バカ」たちのエピソードもおもしろかった。研究成果をみんなに見てもらいたくて仕方がなかったような展示で、充実した内容のおもしろい企画展だった。近畿地方にはきれいな色のオサムシはいないのが残念だな。北海道や中国のオサムシはとってもきれい。
写真は、9月に京都・花背にある山村都市交流の森に行った時に、「オサムシだ!」とLukeが撮ったもの。これって、ホントにオサムシ?
企画展示 歩く宝石 オサムシ http://www.lbm.go.jp/osamusi/index.html
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