-無鄰菴と美術館と万華鏡

「関西文化の日」というイベントの一環で、この日はタダで入れる京都市内の施設がいくつかあったのだ。

関西文化の日 http://www.kansai.gr.jp/kc/bunka/

#ref(murin6.jpg,nolink,around,200x150,無鄰菴)

まずは、無鄰菴へ。山県有朋が京都に造営した別荘。動物園や南禅寺の近くにあるので、よくそばを通り過ぎているのに、入ったことはない。いつでも入れると思うと、なかなかお金を出して入ろうという気にならないのだ。

有朋自らの設計・監督による庭園なんだって。回遊式の庭園で、周りの喧騒が、というほどはうるさくないけれど、すぐ横に車道があるとは思えないぐらい周りとは隔絶した空間だった。疎水から引いているという水も澄んでいて、小さな三段の滝まである。ポンプもなかったろうに、どうやって水を上げていたのかな?

洋館には、日露開戦直前の「無鄰菴会議」が行われた部屋がある。洋館なのに、花鳥文様の格天井に、鶴や花の障壁画、西洋風の照明にテーブルと椅子。みごとな和洋折衷だ・・・。有朋公ご愛用の書見台付の椅子が置かれていて、写真を撮りたかったんだけど、ストロボ禁止、暗すぎて無理だった。

#ref(murin5.jpg,nolink,around,200x150,美術館からの眺め)

次は、近代美術館へ。常設展が無料。というか、この日は次回の企画展の準備中だった。企画展には何度か行ったことがあるのに、常設展を見るのははじめて。4階の常設展のフロアからは、まるで絵葉書のような眺めだ。平安神宮の鳥居も塗りたてほやほやさ。

そして、京都文化博物館のそばにある、万華鏡ミュージアムへ。展示スペースは小さいんだけど、置いてある万華鏡をすべて手に取ってのぞけるのだ。よくある円筒形のものだけじゃなくて、形もいろいろ。万華鏡に入れられているものも工夫されていて、どれもこれもきれいで見飽きないのだ。この日はさすがに人が多かったから、またゆっくり眺めに行きたいなあ。

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