地元の情報誌に、「『京ことば』絶滅危険度チェック!!」という特集があった。

取り上げられていたのは、「あじない」、「おいど」、「きずい」、「ごもく」、「はんなり」。

「あじない」は、「まずい」こと。う〜ん、あんまり意識せず使っているかな。ストレートに、「まずい」ということも多いけど・・・。

「おいど」は、「尻」のこと。最近聞かないけど、随分前に年配の女性が言われていた。下品な言葉だと思っていたら、「御所ことばがルーツのみやびな表現」なんだって。「御居処=いるところ、座るところ」という婉曲表現で、上品な言葉だったんだ。

「きずい」は、「わがまま」。これは知らなかった。京都で「きずいな人ぇ」と言われたら、「メガトン級の悪口かも !」知れないんだって。

「ごもく」は、「ごみ」。これは、子供の頃に使っていた。でも、最近は使わないし、聞かないなあ。

「はんなり」は、「陽気で上品な明るさのこと」。う〜ん、そう言われるとどういう時に使ったらいいかわからなくなった。現代では、「しっとり落ち着いた、京都らしくやわらかい雰囲気」というイメージを思い浮かべる人が多いんだって。「花・華なり」の発音が変化した言葉で、元の意味は「すかっとした」というニュアンスがあるらしい。ますます、どう使ったらいいかわからない・・・。

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