-映画『ラストサムライ』

前日に映画館の前を通りかかって、「今、先売券(指定席券)を買っておいたら、明日並ばずに入れるよね。どうせ天気悪そうだし・・・」と、すごく見に行きたかったわけでもないんだけど、酔った勢いでチケットを買ってしまったのだ&y-redface;。

満席だった。「アカデミー賞にノミネートされたけど、外国人受けしただけじゃないの?」と、何となく気分が乗らないまま見始めてしまった。冒頭のトム・クルーズの大げさな演技にひいてしまうし、英語のせりふには日本語の字幕、日本語のせりふには英語の字幕が出る。せりふは多いし、「へぇ、この日本語をこんな風に訳すのか」という興味もあるし、セットや衣装や細々とした小物も気になる。視線があっちこっちしてしまって、最初の方は、「どうしよう、このまま気分が乗らなかったら・・・」という状態だったのだ。

トム・クルーズ演じるオールグレン大尉が、勝元(渡辺謙)に捕らえられて、村に連れて行かれるあたりから、乗ってきた。村の映像がきれいだった。どこでロケをしたのか知らないけど、『ロード・オブ・ザ・リング』のホビット庄を髣髴とさせる。村の人々もそれぞれに味があって、私にはここがこの映画の最大の見せ場なように感じられた。

その後、勝元率いるサムライ達と西洋式の武器を持つ官軍が戦う。「なんでこの二人はここまで強いのさ」とか、「財閥の人間であるはずの大村が、なんで戦場の指揮まで取るのさ」とか、突っ込みたいところはいっぱいあったのだ。それにもかかわらず、ラストは涙ぼろぼろしそうになった&y-cry;。

DVDになったら、リプレイしながら細かいところをチェックしたいな。

『ラストサムライ』公式サイト http://www.lastsamurai.jp/

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