パンヤが話題になっていた絵描き板で、じじぞ〜君に『パン屋再襲撃』を教えてもらったので、図書館で見つけて読んでみた。 村上春樹の本は、『風の歌を聴け』、『1973年のピンボール』、『羊をめぐる冒険』などごく初期の作品を読んで以来読みそびれていたので、すごい久しぶり。高校の頃に読んだはずで、もう内容は全然覚えていないんだけど、結構好きだったと思うんだよね。今回、『パン屋再襲撃』を読んで、自分がとっても年をとったような気がしたのだ。

ある晩、「僕」と妻は耐えがたい空腹に襲われ、十年前のパン屋襲撃のことを思い出す。事の顛末を聞いた妻が、これから再びパン屋襲撃に行こうと言い出す。どういうわけか妻は、レミントンのオートマティック式の散弾銃や黒いスキー・マスクを持っている上に、やたら積極的で手際がいい。

とっても非現実的な話で、何が言いたいのやら。高校の頃なら、「このせりふの意味は・・・」とか、「この話は、こういうことが言いたいんだね」って考えるのが楽しかったと思うのに、今読むと、思考が停止。読んだまんまで、話の意味とかを考える気力がなくなっているんだよね。「バカの壁」ができちゃったのかなあ [sad]


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