• 浮世絵を見に

滋賀県立近代美術館に『葛飾北斎展 〜こんなに楽しい!HOKUSAIワールド〜』を見に行ってきた。

ついこの間、たまたまNHKで放映されていた『よみがえる浮世絵の日本 封印が解かれた秘蔵コレクション』なるものを見た。

 1921年にボストン美術館に寄贈されて以来、封印されてきた6500枚の浮世絵版画がある。
 「スポルディング・コレクション」。
 一昨年から調査が進められ、浮世絵の歴史を書き替える幾つもの新事実が明らかになってきた。・・・

という内容。

今まで美術館や本などで目にしてきた浮世絵でさえ、「古い時代のものにしては、色がよく残っている」という印象だったのだけど、封印されていた浮世絵は、びっくりするほど色鮮やか。

タイムリーに浮世絵の企画展が開催されているので、見に行ってみることにしたのだ。

祝日なので、さぞ混んでいるだろうと覚悟して行ったら、さすが(?)滋賀県。展示スペースがゆったりしているからか、車でないと行きにくい場所にあるからか、大阪や京都の美術館と比べるとゆっくり鑑賞できる。

構図がおもしろい、「鮭の切り身と鼠」や「鰈と花」など組合せがとっても妙、細かな部分に意外なものが描かれている・・・サブタイトルの「こんなに楽しい!」というのとはちょっと違うような気もするんだけど、じっくり楽しませてもらった。

何より変だったのは、虎の丸っこい頭と、脳みその模様(?)のような縞。

百物語の「お岩さん」も、上目遣いがなんともいえずかわいくて、これなら部屋に飾っても全然怖くない・・・と思ってしまった。

最後に、浮世絵がどのように彫られ、刷られたかを再現した映像が流されていて、まさに職人の技!絵師と彫り師と刷り師と版元の共同作業によって、多色摺版画が誕生したのだ・・・と書いていて、浮世絵と錦絵の区別の仕方が、わからなくなった。どう違うんだっけ?y-sweat


ときどき日記


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Last-modified: 2008-09-24 (水) 21:39:08 (5685d)