日本一? 東寺の五重塔。「高さ55メートルの国内最高の木造の古塔」ということは、日本一高い五重塔ということだよね? 18日まで行われていた「非公開文化財特別公開」を見に、先週東寺に行ってきたのだ。 但し、見てきたのは同じく公開されていた五重塔じゃなくて、灌頂院の方。 下鴨神社の「しもがも」が単語登録されていないパソコンなのに、「かんじょう」→「灌頂」がちゃんと単語で選択できる! 灌頂は、密教の儀式のことらしいんだけど、このアホなパソコンでも出てくるような一般的な単語だったのか・・・。 さて、この灌頂院は、「空海が創建の際に最初に構想した建築物のひとつで、密教教義上、重要な道場」。内部には両界曼荼羅がかけられており、壁面には真言八祖像などが描かれている。 ・・・と、ごくごく簡単な覚え書き。 内部は薄暗くて、懐中電灯を持った学生らしきガイドさんが案内をしてくれる。壁面の八祖像や緻密に描かれた曼荼羅についても説明してくれるんだけど、ここの宗派(真言宗)についてまるで無知なので、次々と出てくる人名や諸仏の名前など知らないことばかり。特に、曼荼羅についての説明は、「どんな字を書くんだ?」と悩むようなややこしい言葉がいくつも出てくる。こんな無知なやつにもわかりやすい説明で、もう少し知識をつけてから、機会があればまた見に来たい気にさせられた。覚えにくい宗教上の言葉を覚えこんで丁寧に話されていたガイドさんに、友人と二人でしきりと感心していたのだ。 せっかくカメラを持参・・・したんだけど、もちろん内部は撮影禁止。なので、まるで遠くからの観光客のように、いつでも見られる五重塔を撮影して帰って来た。塔は少し傾いているし、池に映り込む塔もてっぺんが切れているし、なんとも中途半端な写真。 |