8月1日に見に行ったのに、日記に書きそびれていた映画。 抜群の舌と鼻を持つネズミのレミーと、パリにある“(もと)五つ星”レストラン《グストー》で雑用係として働くことになったリングイニが巻き起こす物語。 『シュレック2』、『マダガスカル』と怪物、動物キャラのノリについていけなかったので、「今回は?」と不安に感じながら見に行ったんだけど、この映画は大丈夫。人間とネズミたちの言葉が通じないというのが、当たり前だけど、ちょっと新鮮。といっても、全く通じないわけではなくて、ネズミのレミーには人間が話していることがわかるんだけど(本を読むこともできる!)、話すのは無理。リングイニは話すのも聞くのもできない。どうやってコミュニケーションをするかで悪戦苦闘するのが微笑ましい。 ストーリーは、まあわかりやすくて、「丸くおさまって、よかったよかった」なんだけど、見せ場がいっぱいな映画だったね。 レミーが嵐で流されるシーンや、街中を追い掛け回されるシーン、そして、お料理を作るシーン。ネズミが厨房に?・・・普通ならあんまり想像したくないところを、うまく表現されていていい。とってもきれい好きなネズミさんたちなのだ。 原題は、“Ratatouille”、フランス南部の野菜煮込み料理。去年、友人に作り方を教えてもらってからよく作る料理なので、個人的には原題のままがよかったな。もちろん、レミーがつくるような、小奇麗なラタトゥーユじゃないんだけどさ。 |