何がきっかけだか知らないけれど、Lukeがずっと見たがっていた映画。 近くのレンタルショップにはなくて、なんと、図書館で見つけたのだ。それも、DVDじゃなくて、ビデオテープ。 こんな虐げられた(?)映画なので、そんなに期待しないで見始めたら、これが感動的でいい映画。 1957年10月、ソ連はアメリカに先駆けて世界初の人工衛星スプートニクの打ち上げに成功。アメリカ国民は衝撃を受けた。小さな炭坑町に住む少年 ホーマーは美しい軌跡を描いて空を飛ぶスプートニクを見て、すっかりロケットの魅力に取りつかれてしまう。早速友人や、物理教師 ミス ライリーの助けを得てロケット作りを始めた。だが途方もない夢を抱くホーマーは、炭坑夫として働く父と激しく対立してしまい…。 後にNASAのエンジニアとなったホーマー・ヒッカムJrの実話だとか。映画の原題は“October Sky”。 炭鉱で働く頑固な父親、出来のいい兄、炭鉱で働くしか選択肢がない小さな町・・・父親と対立しながらも、ロケット作りにのめりこんでいく少年。 ロケット作りに取りつかれた4人の高校生。主役のホーマーは、ジェイク・ギレンホール。見終わってネットで調べるまで気付かなかったけど、『デイ・アフター・トゥモロー』で主役の気象学者の息子を演じていた男の子。 がり勉役の子が、いかにもな眼鏡、口の端がきっとつりあがった、漫画に出てきそうながり勉君。あとの二人も、一見悪がき風なのに、いいやつなんだよね。 見終わって思い返してみると、登場人物がみんないい人だよね。しょっぱな炭で真っ黒な顔で登場する父親も、炭鉱では英雄でカッコイイ。母親もいざという時には・・・。兄貴も嫌味なやつだけど、いいところもあるし・・・。物理の先生のミス ライリーも存在感あるし・・・。学校や町の人たちも、最初はバカにしているのに・・・。 1999年のアメリカ映画。いい映画なのに、日本で公開された時に話題になったのかな?全然知らない。 今、ネットで発見。原題の「October Sky」は、原作の題名「Rocket Boys」のアナグラムなんだって。 |