監督・脚本は、クリストファー・ノーラン。 映画館で公開された当時から気にはなっていたんだけど、「怖いシーンが多そう」というイメージがあって、見る決心がつかなかったのだ。今月はじめに、同じ監督の『プレステージ』を見に行ったので、思い切ってこっちも見てみることに。 確かに血を見るシーンは何箇所かあるものの、思っていたほど陰惨な場面が多い映画じゃなかった。ただ、予想通り、最後まで混乱させられっぱなしだった。 「記憶」を意味する「メメントmemento」の第一義は、「形見、思い出の品」であり、ラテン語の原義は「忘るることなかれto remenber」らしい。 主人公のレナード(ガイ・ピアース)は、古い記憶は覚えていられるのに、さっき何をしていたかといった短期記憶を覚えておくことができない。10分前のことすら覚えていないので、人と話している途中で、話の筋がわからなくなることも。 それを補うために、ポラロイド写真を撮り、それにメモを書き込み、自分の身体中に重要なことを刺青している。しかし、その内容が断片的で、正しいことなのかどうかもはっきりしない。 彼の視点で話が進むので、わけわかんない。案の定、最初から最後まで話の展開に全然ついていけなかった。 DVDには、監督のインタビューや解説、メーキングなど特典映像があるので、返却するまでに見てみようとは思っているのだけど・・・。 |