レンタル半額セール。『シークレット・ウィンドウ』を借りようとしたらなくて、随分前に見たこの映画を借りてみた。 身動きできないほど太ってしまった過食症の母、 18歳で知的障害をもつ弟アーニー(レオナルド・ディカプリオ)と、2人の姉妹。 田舎町アイオワ州エンドゥーラで、亡き父の代わりに一家を支え、 希望や夢を抱く暇さえない日々を過ごすギルバート(ジョニー・デップ)。 だが、自由で快活な旅人ベッキー(ジュリエット・ルイス)との出会いが、 彼の心に少しずつ変化もたらした。 今見てみると、「こんな俳優さんが出ていたんだ」と不思議な感じ。 見た頃は、ジョニー・デップすらまだよく知らなくて、ディカプリオにいたってははじめて見る顔。 さらに、脇をかためる役者さんたちも、個性的で存在感のある人が多くて、登場人物みんながいい雰囲気をかもし出している。(見ている途中、いつものごとく、「この役者さん、何の映画に出ていたんだっけ?」と、気になって気になって仕方がない人が何人か・・・) 細かな部分はよく覚えていなかったんだけど、ラストはさすがに記憶に残っていて、「ここからがすごいことになるんだよ!」という前のめりな状態で終盤に突入。 なんといっても一番存在感があるのはお母さん。悲しい結末でギルバートが束縛から解放されるんだけど、見終わった後がさわやかな印象。よく考えてみると、そんなことが許されるのか・・・と思わないでもないんだけど。 ここんところ、ジョニー・デップは、「さまざまな役柄を個性的に演じる役者さん」というイメージが定着していて、顔立ちがきれいだと思ったことがなかったんだけど、この映画を見ていると、「ハンサムな人だったんだねぇ」としみじみ。 |