• 常設展も見ごたえあり

浮世絵を見た後は、階段を上り、常設展へ。

夕方から用事があったので、あんまり時間がない。どんな作品があるか、駆け足でさっと見ていこうと思っていただけなのだけど、そんなのじゃもったいないぐらい見ごたえのある作品が多かった。

しょっぱなに見たのが、今、話題の伊藤若冲(1716-1800)の水墨画。屏風に鶏が描かれた大作。『鶏図貼交屏風』だったと思う。晩年の作品のようで、勢いのあるのびやかな線で、雄鶏、雌鳥、ひよこが描かれている。この鶏さんの表情が、ちょっとこわいような、おどけたような、かわいいような、なんともいえない表情をしていて、つい、のぞきこんでしまう。

ちょうど、京都の承天閣美術館で『若冲展』をやっているので、見に行きたくなる。

日本画も、洋画も、工芸品も、見ごたえがあるものがいっぱい。

螺鈿好きにはたまらない調度品も多くて、ガラスケースにはりついて、じっくり鑑賞。

百鬼夜行だったか、妖怪が描かれた巻物まであった。今のアニメに出てきてもおかしくないようなやつまでいて、ついにやりとしてしまう。

また、ゆっくり見に行く機会を作りたいな。

承天閣美術館 http://www.shokoku-ji.or.jp/jotenkaku/index.html

大阪市立美術館 常設展 http://osaka-art.info-museum.net/standing.html



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Last-modified: 2007-05-17 (木) 19:35:47 (6189d)