• 映画『硫黄島からの手紙』

日曜日の夜に、二宮和也が出ていた『情熱大陸』を見ていて、2月に映画館で見たまま感想を書きそびれていた、この映画のことを思い出したのさ。

クリント・イーストウッド監督作品。太平洋戦争における硫黄島での闘いを日本側から描いたもの。

実は、先にアメリカ側から描いた『父親たちの星条旗』を見て、前半の戦闘シーンの途中で気分が悪くなったのだ。

日本側の方は、自決シーンが多そう。『父親たちの星条旗』はいい映画だったと思うので、こちらも見たいと思いながら、のびのびに。意を決して見に行ったものの、また気分が悪くならないかドキドキしていたのだ。

しかし、西郷昇陸軍一等兵を演じる二宮和也は、現代の冷めた若者が戦いの場にタイムトリップしたかのよう。こっちもそれに引きづられるように、冷めた視線で映画を見出す。

おまけに、『星条旗』とは違って、顔を見知った俳優さんが多い。「これは作り物の映画だから」とますます冷めた目で見られたので、悲惨な場面でも気分が悪くなることもなく。

しかし、「この戦争での硫黄島の重要性すら、全然知らなかった。取り上げられた本でも読んでみよう」と思ったはずなのに、いまだ実現せず。個人的には、『星条旗』の方がインパクトが強かったし、印象深い映画だったように思う。



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Last-modified: 2007-05-08 (火) 21:02:01 (6190d)