• 霧太郎天狗

ものすごく久方ぶりに、、南座に歌舞伎を見に行ってきた。

演目は『霧太郎天狗酒醼(きりたろうてんぐのさかもり)』。

「天下騒乱 源氏三代 世継諍い」とまあ、そういった内容。

配役は、盗賊霧太郎が橋之助、源実朝/薬売り喜之平・愛之助、北條義時・勘太郎、傾城櫻木実は千代姫・七之助、悪禅師公曉・薪 車、比企軍太夫・亀 鶴、和田新左衛門・彌十郎、北條政子/母妙正・萬次郎。

と、長らく舞台を見ていなかったので、顔と名前を確かめておく。

実に111年ぶりに復活した大坂の人気狂言。もとは「たいへんな長編ですから原作通りに上演したら10時間くらいかかってしまう」ものらしい。それを凝縮されたからか、前半、人間関係がやや混乱。幕間に友人に聞くと、あっさり教えてもらえたので、私の理解が足りなかっただけかも。

大見得を切ったり、乱闘が繰り広げられたり、回り舞台に、桜吹雪がハラハラ・・・歌舞伎らしさを思う存分楽しませてもらえた。

一番安い3等の3階席。それでも4,200円!橋之助と七之助、二人揃っての宙乗りを見るには抜群にいい席・・・一緒に行った友人いわく、「宙乗りは、舞台が見えにくい3階席の人のためにやっているんだよ」。そうかもしれないけど、目が合いそうなほどじっくり見られたので良しとしよう。

今日の疑問。傾城櫻木が帯を前に結んでいたので、「これは花魁だから?」と思っていたのだけど、終盤、悪禅師公曉も前にしていた。男性なのに?これはどういう意味なんだろう?

霧太郎天狗酒醼 http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kyoto/2007/03/post_4.html

歌舞伎美人(かぶきびと) http://www.kabuki-bito.jp/

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Last-modified: 2007-03-15 (木) 21:48:46 (6245d)