• 「マリア・テレジア展」を見に行く

京都文化博物館で開催されている「マリア・テレジアとシェーンブルン宮殿展」を見に行ってきた。

入口付近にシェーンブルン宮殿の四季を記録した映像を見られるコーナーがあって、まずはそちらへ。学生の頃、友人と旅行した時に、シェーンブルン宮殿も見に行ったことがあるのだ。真冬。庭園は一面真っ白で、噴水から出ているはずの水は凍っているし、足元から凍り付いてしまいそうな寒さ。「ガイドブックやポストカードのこのお庭はどこなんだ?」という感じだったので、映像を見ていると、「ああ、こんなに美しいお庭だったんだ」としみじみ。

マリア・テレジア(1717—80)は、オーストリア・ハプスブルク家を継承して、傑出した手腕で国を治めたことで有名な女帝。この時代のこの立場の人にしては珍しく、幸せな恋愛結婚をされていて、なんと16人もの子をもうけたらしい。そのうち成人したのは10人だったか、生まれてすぐになくなったり、幼い頃に病気でなくなったり・・・。それでも、末娘のマリー・アントワネットをはじめ、歴史に名を残した子も多い。

家族の肖像などとともに、系譜も何点か展示されていて、見ていると頭の中が混乱してくる。この人たちの血のつながりや姻戚関係を把握していたら、ばらばらに読んだ小説や映画なんかの時代や出来事が系統的に把握できるのかもしれない・・・とは思ったものの、まず無理そう。マリーとかマリアとか、○○4世とか、同じような名前をつけるのはやめて欲しい。今さら言っても遅いんだけどさ。

調度品や衣装が思いのほか綺麗な状態で展示されているのに、マリア・テレジア本人の衣装があまり残っていないのは、僧侶だったか(記憶が曖昧)の衣装用に生地を提供されていたかららしい。

京都文化博物館 http://www.bunpaku.or.jp/

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Last-modified: 2006-09-01 (金) 22:12:04 (6446d)