• ドラマ「白夜行」

「二人の愛の物語」というドラマの企画意図を読んで以来、原作とは全く違うものになりそうだと思っていたドラマ。

昨夜の初回を見て、まず「もし原作を途中まで読んでいる人がいたら、メチャクチャ腹が立ちそう」という感想。原作では読み進んでいくにつれて少しずつ明らかになっていく二人の関係を、いきなり最初に暴露しているのだ。これじゃ、謎がとけていくワクワク感が台無し。

そして、主役の被害者の息子・桐原亮司と「容疑者」の娘・西本雪穂の二人。初回は子供時代なので、子役の二人。熱演だったのかもしれないけど、まるでイメージが違う。特に、桐原亮司。本を読んでいて、あんなに明るい子供を想像しなかったぞ。事件前と事件後を対比させるためだとしても、イメージ違い過ぎ。

そしてそして、何よりも許せなかったのは、刑事役・武田鉄也の大阪弁だ。あれじゃ、どう聞いても、もっと西の方に住む人の言葉だろう・・・。原作通り、武田鉄也演じる刑事が現場に行く場面からはじまったら、チャンネル替えたかも・・・。

スポンサーは、なぜかWindowsXP。「今さら、何をコマーシャルしたいのさ?」というのもあるんだけど、原作で出てくる大昔のパソコンが見られるかと期待していたのが、裏切られそうな予感。

白夜行 http://www.tbs.co.jp/byakuyakou/

  • Geckoさん、こんにちは。とりあえず初回は見とこうかな、と、昨夜の「白夜行」見ました。
    で・・・ムカつきました。プロデューサーさんや脚本書かれた方は、ホントに ちゃんと原作 読まれたのかなぁ、と思っちゃいました・・・。綾瀬はるかも、山田孝之も、子役の二人も、武田鉄矢も、ぜんぜんイメージ違い過ぎですよね。主役の二人も、子役の二人も お子ちゃま過ぎで、誰が“亮くん”と“雪ちゃん”やねん!と、テレビにツッコミ入れてました。図書館の人との絡みもウザかったし・・・。原作じゃ、もっと子ども時代から、重く背負ってるものがあって、可愛げなくて、したたかで、ちゃんと共犯者でしたよね。二人の間にあったのは、あんな軽い“純愛”なんかじゃなくて、もっと ずっと別の 歪んだ愛情のように思います・・・。(続編の『幻夜』を読むと、雪穂にとっては 桐原さえも、ただの利用価値のある共犯者にすぎなかったのかも、と思えてくるんですが・・・)
    ラストも、原作を読んだときは、あんなに あっさり死なないで、重傷を負ってでも 生きて逃げ延びて欲しかったと思った 桐原ですが、ドラマでは、死ぬなら死ぬで 即死じゃなきゃ意味ないだろ〜!とか思っちゃいました(*^-^*)
    あと、原作は1973年から19年間で1992年までの話なのに、ドラマは1991年から14年間で2005年までの話になってるようです。これだけ時代設定がズレちゃうと、質屋殺しから、桐原の死までの展開は、まったく原作ムシの違ったものになっちゃいそうですよね・・・。続編の『幻夜』は、まだ“別物”と思えば 小説としては楽しめたけど、このドラマは“別物”と思っても、ちょっと軽すぎて楽しめそうにないので、来週は、チャンネル替えよ〜と思ってます。
    “純愛”ものって、ど〜も苦手で、「セカチュー」も まったく見てないし読んでない私です・・・(*^-^*) -- 2006-01-13 (金) 23:53:46
  • すみません・・・。コメント長すぎですね。 -- 2006-01-13 (金) 23:54:48
  • 凛さん、怒りの鉄拳ですね。そうですよね、原作が好きな人ほど憤慨するようなドラマ化でしたよねぇ。凛さんのような“亮くん”好きには特に許せなかったかも。凛さんのお怒りもよくわかります。・・・やっぱり、時代設定も新しくしているんですね。一昔前の雰囲気をどう表現するかも興味あったのに!しかも、原作の舞台は大阪の布施とかあの辺りだったはずなのに、「なんなんだ、この海沿いの町は!」、最後の駅も「関西の電車じゃないよな」と、Lukeと二人で関西人のツッコミをしながら見ていました。あ〜あ、うちも次回は見ないかも。実は、ドラマのサイトもじっくり見る気になれなくて、ろくに見ていません。・・・この前、「天空の蜂」をようやく手に入れたので、そっちでも楽しみます。 -- Gecko 2006-01-14 (土) 23:16:21

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Last-modified: 2006-01-14 (土) 23:16:22 (6675d)