• 「おいど」と「はんなり」

地元の情報誌に、「『京ことば』絶滅危険度チェック!!」という特集があった。

取り上げられていたのは、「あじない」、「おいど」、「きずい」、「ごもく」、「はんなり」。

「あじない」は、「まずい」こと。う〜ん、あんまり意識せず使っているかな。ストレートに、「まずい」ということも多いけど・・・。

「おいど」は、「尻」のこと。最近聞かないけど、随分前に年配の女性が言われていた。下品な言葉だと思っていたら、「御所ことばがルーツのみやびな表現」なんだって。「御居処=いるところ、座るところ」という婉曲表現で、上品な言葉だったんだ。

「きずい」は、「わがまま」。これは知らなかった。京都で「きずいな人ぇ」と言われたら、「メガトン級の悪口かも !」知れないんだって。

「ごもく」は、「ごみ」。これは、子供の頃に使っていた。でも、最近は使わないし、聞かないなあ。

「はんなり」は、「陽気で上品な明るさのこと」。う〜ん、そう言われるとどういう時に使ったらいいかわからなくなった。現代では、「しっとり落ち着いた、京都らしくやわらかい雰囲気」というイメージを思い浮かべる人が多いんだって。「花・華なり」の発音が変化した言葉で、元の意味は「すかっとした」というニュアンスがあるらしい。ますます、どう使ったらいいかわからない・・・。

  • 「あじない」「おいど」は分かりますが、やっぱり「おいど」は下品な言葉だと思ってました(^^;)。だって、吉本新喜劇なんかで「毎度!」「おいど!」って使って、笑いを誘ってたんだもん(爆)。「きずい」は「きずい気まま」という成句では使いますが、「きずい」だけ独立で使えるとは・・・って感じです。言葉の生き死にって難しい・・・。「はんなり」も、阪神間で育った私のイメージでは、「あたりの柔らかい」とか「おっとり・ゆったりした中にも芯の強い」という誉め言葉かなぁ? 「すかっとした」とは対極にあるように感じていたので、頭がぐるぐるしてます(笑)。  -- 2004-10-06 (水) 17:05:26
  • そうでしょ、「おいど」は、女性が使っちゃいけないような下品な言葉だとばかり思っていました。「はんなり」は、手元の情報誌によると、「元来、おもに色合いについて言うことが多い言葉」だったらしいです。「ハンナリした色合いどすなー」とか。「ハンナリした色」って?でも、この記事は何を参考にして書かれたのかわからないですが、いろんな説がありそうな気もしますよねぇ。 -- Gecko 2004-10-06 (水) 20:18:34
  • 旅行で京都に行った時に聞いた「京ことば」、やんわりとしていてとても聞きごこちがよく、ふかみどり氏と感激した覚えがあります。私たちがマネしてみても、あのイントネーションは難しい...。ちなみに「おいど」はうちの母は使いますよー(三重県人なんですが))」 -- よりどりきみどり? 2004-10-06 (水) 21:24:34
  • あっ、よりどりきみどりさんのお母さんは、みやびな方だったんですねy-wink。「おいど」と言うのは、京都だけじゃないのかな。「やんわりとしていてとても聞きごこちがよく」・・・、京都の人が、みんなそうだというわけじゃないですね。かく言う私も、変な関西弁を話しているかもy-sweat -- Gecko 2004-10-07 (木) 20:43:05

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Last-modified: 2004-10-07 (木) 20:44:49 (7141d)