• 映画『白い巨塔』

田宮二郎主演。1966年の作品。モノクロだ。

原作の細かな内容はすっかり忘れているんだけど、唐沢寿明版のドラマを見ているから、「この人が石坂浩二で、この人が江口洋介、この人が西田敏行だな。愛人は黒木瞳じゃなくて小川真由美だ・・・」と比べながら見てしまった。大筋は変らないんだけど、裁判での鑑定人の証言内容がかなり違った。ドラマで見せ場だった里美先生のセリフを別の人がしゃべっていた。

DVDにするときにノイズを消したのかどうか、人の顔がのっぺりとしていて、田宮二郎なんておしろいをべたっと塗っているみたいなのだ。そのくせ眉毛が太くて彫が深いから、違和感がある。

舞台が大阪なので、ほとんどの人が関西弁だ。ロケもちゃんと大阪でしていたようで、昔の大阪駅や中央郵便局、中之島界隈が出てきておもしろい。自動車の型も古いし、電話はダイヤル式、大学内の連絡(今でいう内線)はインターホンみたいな機械だ。病院の設備や検査方法も昔はこんなんだったのかなあという感じ。筋よりもそんなところを見ている方がおもしろかったかも。

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Last-modified: 2004-05-31 (月) 23:15:07 (7262d)