• 山の上は雲の中
スイセンの丘

ろばろば亭に琵琶湖バレイに行った写真をUPした。

JR湖西線の志賀駅で下車。バスで10分の乗り場からゴンドラで8分の山頂駅まで、今回は歩いて登ってきた。行きの登りはゴンドラに乗って、帰りの下りは歩く方が体力的には楽なんだけど、最近の運動不足。下りの方が足を痛めやすいので、頑張って歩いて登って、上でのんびり、帰りは疲れているようだったらゴンドラに乗ろうという計画だったのだ。

電車に乗っているときから曇り空で、山の上は雲がかぶっていたから、「眺望は期待できないかなあ」と心配していた。でもまあ、ときどき青空ものぞく。きつい雨は降らないだろうと歩き出す。今回は、天狗杉〜クロトノハゲ〜打見山(ゴンドラ山頂駅)〜蓬莱山へ行くコース。地図によると、コースタイムは3時間半。

しばらく舗装道を歩いてから、登山道に入る。よく整備された歩きやすい道だけど、つづら折れのきつい登りが続く。寒くもなく暑くもなくの過ごしやすい日だったのに、すっかり汗だく。曲がって次の登りが見えるたびに、「もう、いい加減にしてよ!」という感じだったのだ。

天狗杉を過ぎてしばらくすると、ガスってくる。花崗岩とザレ場のあるクロトノハゲを過ぎた頃には、あたりはまっ白。打見山山頂でお昼にしようと疲れた足を引きずって登ってみると、頂上のゴンドラ駅周辺はまっ白。雨は降っていないのに、空気が湿気をたっぷり含んでいて重い。しかもかなり寒い。外に座って持参したお弁当を食べていると身体が冷えてくるので、早々に動き出す。

GW中は小学生以下無料キャンペーンをしているからか、ゴンドラ駅周辺はすごい人。あちこちに自動販売機はあるし、レストランに、焼肉バイキングの店まである。普通なら、「自分達は3時間近くもかけて歩いて登ってきたのに、この人たちはゴンドラであっという間に来たんだよな」と、覚悟はしていたとはいえげんなりするんだけど、この日は違った。

もうすっかり雲の中に入っているのか、2〜3メートル先も見えないぐらいまっ白なのだ。私達は、登ってくる途中で景色や鳥の声を楽しめたけど、いきなりゴンドラで頂上に来ても、360度の眺望のはずが何にも見えない。それでもせっかく来たからと、お弁当を食べたり、持参したボールや設置されている遊具で遊んでいる家族連れも多い。

とりあえず、HPで写真を見ていた「スイセンの丘」に向かう。かなりきつい傾斜地に一面のスイセン。ものすごくきれいだ。2〜3メートル先の人の顔もはっきり見えないぐらいなので、幻想的な雰囲気でもある。登りやすいように階段状になった段差を上へ。「スイセンの丘」の上の広場にたどり着く。この頃にはあたり一面一層まっ白になり、目的地の蓬莱山山頂での眺望なんて全く期待できない。丘を下り、冷えた身体を温めるためにレストランでホットコーヒーを飲み、ゴンドラで帰ることにする。

2時過ぎ。天気が良ければ帰るには少し早い時間なのに、ゴンドラ乗り場は長蛇の列。30分ぐらい並んで、ようやく乗り込む。混んでいるから相乗りになるかと思えば、4〜5人乗れるゴンドラに二人で乗せてくれる。おかげで、ぬいぐるみの写真を取り放題。途中で雲の中を抜けるまでは、窓の外はまっ白だったものの、ゴンドラ好きのhamaハマーの写真をいっぱい撮れたので大満足。

ゴンドラに乗る直前に、切符売場でもらったフィールドマップで確かめると、「スイセンの丘」の上が目的地の蓬莱山山頂だった。多分、晴れていればすぐに見えるあたりに頂上を示すものがあっただろうに、視界が悪くて見えなかったみたい。山頂まで行ったことにしておこう・・・。

琵琶湖バレイhttp://www.biwako-valley.com/

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Last-modified: 2015-06-29 (月) 17:42:48 (3222d)