• 賢者の石

今さらながら、ハリーポッターの一作目を読んだ。一度は読んでみたいと思いながら、きっかけがつかめずにズルズルきていたのだ。この前、図書館の児童書コーナーにほかの本を探しに行くと、何冊か並んでいたので、つい借りてしまった。春休みも終わって、どっと返ってきたのかな?

先に映画を見ているから、「このあと、こうなって、ああなって」と先がわかるし、ハリーもハーマイオニーもマルフォイも他の登場人物も役者さんの顔を思い描きながら読んでしまう。なぜか、ハグリッドだけは、所々『ロード・オブ・ザ・リング』のギムリを思い描いてしまったんだけどね。

改めて読んでみると『ロード・オブ・ザ・リング』と似ているところがいろいろあるね。魔法使いに「いいもん」と「わるもん」がいたり、トロールが出てきたり、敵が近づくとハリーがキズのある額に「ズキズキと刺すような痛み」を感じたり・・・。映画版でスネイプと蛇の舌の雰囲気が似ていたのは、たまたまかな?

何を探しに行ったかというと、『ホビットの冒険』。『ロード・オブ・ザ・リング』の前の時代の話で、ビルボ・バギンズが指輪を手に入れる冒険のお話。大分前にも借りて、結局読めずに返してしまったけど、今回もそうなるかも・・・。

もう1冊借りてきたのは、皆川博子の『猫舌男爵』。新着図書コーナーに、誰も読んでなさそうなきれいな状態であったので、つい手を出してしまった。表紙の絵は、男爵の格好をした猫と貴婦人のような女の人がいて、色鮮やかな鳥が飛んでいる。猫の顔も鳥もかわいいんだけど、全体の雰囲気はかなり妙な感じ。この人の本なので、かわいく楽しいストーリーだとは思っていなかったけど、最初の「水葬楽」をちらっと読んでみると、どうも独特の世界に引きずり込まれそう。返却期限までに読めるかなあ。


トップ   編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2004-04-15 (木) 20:47:34 (7305d)