ときどき日記/2003-12-22

• 『ぼうびろく』と『びぼうろく』

ぷちっとクイズ

「忘れたときのために書きとめておくメモ」をなんて言う？

非常用にストックしているミネラルウォーターの消費期限とか、プリンタのインクカートリッジをいつ交換したかとか、家の中のこまごまとしたことを忘れないようにメモを作ろうと思って、うちで、「『ぼうびろく』を作ろうよ！」と言ったら、「何、『ぼうびろく』って？」て聞き返された。「ええっ、『ぼうびろく』知らんの？どんな字書くのか忘れたけど、覚え書きやん！」「聞いたことない・・・」

で、パソコンにインストールされている辞書で調べてみると、

ぼうびろく【忘備録】《国》〈名〉忘(わす)れたときのために書きとめておく手帳。メモ。備忘録(びぼうろく)。

とあった。 「ほら、『ぼうびろく』ってあるやん。」と私が誇らしげに言うと、「『びぼうろく』は知っているけど、『ぼうびろく』は聞いたことない」って言われた。

で、今度は、『広辞苑　第五版』の入っている電子辞書で調べてみると、『ぼうびろく』の見出し語はなし。『びぼうろく』の見出し語の説明に、『忘備録』と書かれていた。

「ほら、やっぱり、普通は『びぼうろく』って言うんや」と言われ、しゅんとしながらも、今度はネットで検索。ちょっと調べただけで、『ぼうびろく』と『びぼうろく』をごっちゃにしている人が何人もいることがわかった。でも、パソコンで変換すると、『びぼうろく』はちゃんと「備忘録」と変換できるけど、『ぼうびろく』は「防備六」とかおかしな変換をされるから、「やっぱり、『ぼうびろく』が正しいんだ」と思っている人が多いみたい。

でもね、『ぼうびろく』ともいうよね？それとも、『びぼうろく』。上のぷちっとクイズに答えていってね。

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