• 映画『パトリオット』

1770年代のアメリカ軍とイギリス軍の戦いを描いた、2時間半を超える戦争大作。メル・ギブソン主演。私の印象を一言で言うと、「アメリカ万歳映画」かな。

かつてのフレンチ・インディアン戦争の英雄ベンジャミン・マーティン(メル・ギブソン)は、7人の子供たちと穏やかで平穏な日々を送っていた。ところが戦争がはじまり、目の前で次男をイギリス軍に殺されてしまう。イギリス軍との戦いに乗り気でなかった彼だったが、怒りとともに再び戦うことを決意するというストーリー。

まず、イギリス軍に捕らえられた長男を救出するところから彼の戦いがはじまるんだけど、「こんなに小さな息子にまで銃を撃たせて、目には目をみたいな凄惨な戦い方をするなよ」というところから、気持がひいてしまったんだよね。戦闘シーンはそれなりに迫力があるのだと思うけど、気持が乗り切らないから、途中、戦いを小休止してメル・ギブソンの部隊がそれぞれの家族のもとに帰るところで、見るのを中断。

日を改めてみたその後の展開は、新たな戦いがはじまり、さまざまな苦難の末、アメリカ軍が勝利するという予想通りの結末。イギリス軍の将校がすごくいやなやつに描かれていたのも違和感があった。「アメリカ好きかメル・ギブソンのファンのための映画だな」と思ってしまった。

メル・ギブソンの映画は、これ以外には『サイン』しか見ていなくて、これがストーリー展開がとろくて、「こんなしょうもない宇宙人をわざわざ出すなよ!」という、印象の悪い映画だったのだ。名作だとされているらしい『リーサル・ウェポン』や『ブレイブハート』等を見て、メル・ギブソンの良さがもう少しわかっていたら、感想も違ったのかも。

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Last-modified: 2003-11-16 (日) 10:58:22 (7466d)