DVDをレンタルして、『ジェヴォーダンの獣』を見た。18世紀フランス・ジェヴォーダン地方で、百人以上の人々が惨殺された〈ジェヴォーダンの野獣〉事件を映画化したもの。
「惨殺事件」を扱っているから、「かなり怖い」と覚悟して見たら、木々の緑色と血の赤がやたら鮮やかで、白々しいんだよね。おまけに、肝心の獣。ひたひた、ひたひたっと怖くって、実際には登場しないのかと思っていたら、ちゃんと出てくるのだ。しかも、その場面だけやたら展開が速くって、まるで怪獣映画なんだよね。
最後の方で、主人公が敵と闘うシーンがあるんだけど、主人公は野獣の正体を突き止めるために国王ルイ15世によって送り込まれた自然科学者という設定。彼がどうしてこんなに強いのかという伏線はなかったと思うのに、どういうわけかやたらめったら強いのだ。
史実の映画化だと思って見たので、かなり意外。「アクション・エンタテイメント」として見れば、それなりにおもしろいのかなあ。
- この映画を見た方、感想を聞かせてね! -- Gecko 2003-11-04 (火) 21:06:14
- おお、ご覧になったんですね〜。私も、真面目なコスチューム・プレイだと思っていたので、途中からアクション映画になったのには「は???」という感じでした。獣も変だしねぇ(笑)。モニカ・ベルッチとヴァンサン・カッセルが好きなので観たんだけど、なんともかんとも。 その後、気になって史実をまとめた本も読んだけど、あんな自然科学者、出て来ないし〜〜。 -- 葵 2003-11-05 (水) 08:29:53
- 獣、変でしたよねぇ。本には自然科学者は出てこないんだ〜。彼の強さの秘密が解き明かされているのかと思っていたのに(笑)。 -- Gecko 2003-11-05 (水) 19:48:48
- 獣、CG丸出しでしたよねぇ(笑)。 本を読んだ頃には、映画の内容を殆ど忘れかけていたんですが、ルイ15世が派遣したのは、最初は騎兵隊、次が「狼狩りの名人」という人でした。まさかそれは、自然科学者のことではないよな〜(^^;)。 -- 葵 2003-11-06 (木) 12:51:22
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