• 三浦 しをん 『仏果を得ず』

主人公は「文楽に賭ける若手大夫」の笹本健(ささもとたける)大夫。

「幕開き三番叟」「女殺油地獄」「日高川入相花王」「ひらかな盛衰記」「本朝廿四孝」「心中天の網島」「妹背山婦女庭訓」「仮名手本忠臣蔵」と八つの演目に分かれた長編。

それぞれの演目の内容や見どころがストーリー展開とうまく絡められていて、読み終わると、帯にあるとおり、「本を読んだら劇場へ!」行きたくなる。

4月に大阪の文楽劇場へ見に行ったばかりなので、「この本を先に読んでいたら、もっと楽しめただろうに」と思う反面、先に見に行っているから、場面場面を思い浮かべながらこの本を楽しめたんだろうとも思う。

どちらにしても、あまりにも文楽について知らずに見に行っていたことがよくわかったので、次回は、できればこの本に登場した演目を見に行きたい。

長い演目の一部分だけが上演されることが多いので、そこの部分だけじゃなくて、前後の展開も含めて、演目全体の話をある程度理解してから見に行ったら、もっともっと楽しめるんだよね、と文楽の楽しみ方も教えてくれる本。

《2008.7.9読了》《2008.7.11記》


本の覚え書き/読了本


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Last-modified: 2008-07-11 (金) 20:26:14 (4527d)